2018/6/8~9 北北海道テニス選手権
0勝3敗 今季35勝26敗 通算571勝350敗


●2-6、4-6 シングルス準決勝

前年度優勝のN村さんと初対戦。
自分の調子は全体的に良かった。まずはサーブが球威・コントロールともに十分納得できる状態で、サービスゲームでは先に主導権を握る展開もあった。フォアストロークも十分に捕らえて打っていたし、バックはスライス中心に使ったが悪くない。
しかし困ったのがN村さんのフォアストローク。溜めて打たれるとコースが全く読めず、力感がなくそれほど球速も感じないのに追いつけない。観戦していたY原さんに後から聞くと、回転量が少なく押し出すようなショットで初速と終速の差が小さく、バウンド後の球速が速いらしい。
そのフォアを打たせたくないのでバックに集めるが、両手バックの球威も精度も十分でスライスも深く、ラリーが楽になるわけではない。
1stセットは手も足も出なかったが、2ndセットに入ってN村さんのフォアの決定打でミスが出始める。とにかく拾って繋げばチャンスが来るかも!と4-4まで粘り続けるが、最終盤はややスピードを落とした回転量の多いストロークを決定打に使ってきて攻め切られた。
試合後、2ndセットでN村さんのミスが出始めた理由をY木沢さんに教えてもらった。1stセットと比べて私のストロークに球威がなくなり、タイミングが外れたことが原因らしい。こちらが良いショットを打てば有利になるわけではない、むしろ不利になるとは難しいスポーツだと感じた・・・。


●6-4、3-6、4-6 ダブルス第1試合(ペア:Y原さん)

N村さん・バビーさんペア。
シングルスの後だったこともあり、サーブもストロークも引き続き好調。シングルスで苦戦させられたN村さんのストロークは、ダブルスだとコースが限定されるので少し楽になった。単純な球威勝負なら簡単には打ち負けない。
デュースサイドのバビーさんは高い位置からのリターンダッシュを得意としており、身体に近いところ~バック寄りに球威のあるサーブを入れるとカウンターを食らってしまう。フォアも同じように身体ごとぶつかってくるが、調子が悪いときはラケットを振り回し気味になるようだ。
アドサイドのN村さんはフォアリターンの押し込みが強く、積極的にフォアに回り込んで逆クロスを強打してくる。これを許しては不利になるのでバック中心にサーブを入れた。バックハンド同士のラリーは私に不利だが、前衛Y原さんのプレッシャーでサイドアウトが多かった。
1stセットはバビーさんのサービスゲームを2回ブレイクして勢いで奪ったが、2ndセット開始早々ダブルフォルト2回で私のサービスをブレイクされてしまう。後で考えると余計な力が入ったのだろうが、このあたりが3セットマッチの経験不足と言えるだろうか。途端にフォームが崩れ、このセットはサービスボックスに入れるのが精一杯の状態。当然強打されて追い詰められ、ストロークも力が入って崩れてしまう。
filalセット序盤でまずサーブを修正。コースを狙わず、絶対に入るスピードで振り抜くことで1stサーブの確率が戻ってきた。開幕ブレイクされたものの状態は良くなり、以降は互角の戦いができたように思う。この修正を2ndセットで行うことができなかったのが敗因とすると、やはりこれも3セットマッチの経験不足かもしれない・・・。


●1-6、0-6 ダブルス第2試合(ペア:Y原さん)

Y木沢さん・S崎さんペア。
上の2戦から日を改めて行われたこの試合、序盤の私の状態はひどかった。ダブルフォルトで開幕ブレイクを許したことに始まり、足が止まって凡ミスを連発。ろくにラリーが続かなかった。特に第3ゲームは最悪で、Y原さんが一人でラリーを繋いでくれたのにボレーミス、スマッシュミス、足を滑らせてチャンスボール提供。それでもデュースを繰り返して粘ってくれたのに私が一人で転んでしまったようなブレイクで0-3、S崎さんにキープされて0-4。
肩に力が入っているな、楽しくやろうぜとY原さんに声を掛けられて第5ゲームで立て直そうと試みる。力を抜いて両ワイドへのサーブが入り始めたことでY原さんもプレッシャーがかけやすくなり、ストロークもトップスピンで足元に入れることだけを考えてようやくラリーが繋がり始めた。苦しみながらもキープして一息ついたが、前衛時の動きは硬いままでリターナーに好きに打たせてしまい、Y原さんのサーブをブレイクでセットダウン。
2ndセット、結果的に1ゲームも取れなかったが内容はだいぶ良くなった。サーブのコースは甘いものの打ち分けはできるようになり、ストロークも足元に沈めた。相手はロブを待っているので、可能な限り足元へのスピンと突き球を使ってチャンスを待つ。安易なロブは厳禁。
後半には事前に決めた作戦をある程度実行できたと思うしポイントも競ったが、それでも相手の優位を崩すには至らず完敗。緊張したわけではないと思うが、準備不足なのか浮足立ったまま試合を始めてしまったようだ。



反省点はたくさんありますが、まずは前衛時の動き。相手にプレッシャーをかける動きができず、ポーチを決められないどころか単に動きまわってはストレートも抜かれるという有様でした。このレベルの相手に対してどうすれば圧力をかけられるのか、味方サーバーを助けられるのか、考え直さねばなりません。
ストロークをクロスに集めすぎとも指摘されました。ダブルス第1試合、特に1stセットではクロスが好調だったのでそれを続けてしまったのですが、2ndセット以降はコート中央を狭められて苦しくなったようです。時折ストレートアタックを見せなければいけません。
それからボレーの技術、これはすぐに身につくものではありません。ですが前衛時の立ち位置、動き方、コースの予測、タイミングの取り方などを見直すことでボレーの準備を改善することはできるでしょう。

結果はボロボロでしたが、それだけに反省点、改善点がたくさん見つかりました。
もちろん圧倒されて負けるのは悔しいのですが、現状に満足せず上を目指すには必要な経験だと思います。これを次に活かすために練習しますよ!