ベテランJOPランキング二桁、Y本さんと練習する機会がありました。
いや、まだろくに打ち合える状態ではないのですが、有益なお話がたくさん聞けましたよ。

曰く「できるだけ楽をして勝ちたい」だそうです。
私も一度シングルスで対戦したことがあるのですが、速いボールや圧倒的なコートカバーがあるわけではありません。つかみどころのない強さというか、あれ?どうしてリードされてるんだろう?という状態のまま4-6で負けてしまうようなタイプです。

逆に私は「必死になって勝つ」タイプで、一生懸命ボールを追いかけて思い切りボールをひっぱたいて、届かないボールにも食らいついて何とか勝負に持ち込むプレイヤーです。

で、どちらが選手生命が長いかというと、論じるまでもなく前者でしょう。
おそらく私の怪我の原因もそこにあり、身体能力にまかせて思い切りボールをひっぱたく、それも腕力でねじ込むようなプレイを毎日続けていたからと思われます。若い頃は一晩眠れば回復していた損傷も、年齢とともに蓄積されるようになってきたのでしょう。
つまり今までの私のようなプレイには限界があり、長くテニスを続けたいのであれば打ち方、考え方、勝ち方から変える必要があるということです。

まあ、数年前から理解してはいました。ただ認めたくなかった、一時的に勝てなくなることを恐れていただけです。
速球派のピッチャーの球威が落ちてきて、変化球や制球力を磨いて別な投球術を見つけるアレですよ。息の長い選手になるため、この機会に自分のテニスを見つめ直すことにしましょう。



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とか言いながら、怪我が治ったら筋力で思い切りぶち込んでると思いますよ。この人は(・∀・;)