先日の練習後、嫁ちゃんKちゃんふじこちゃんの3名が集まって話しておりました。
天然天然脳筋の組み合わせですからね、これはもうネタの宝庫です。黙って聞いていると案の定やってくれましたよ。

「球出しマシンで練習してたって?」
「そうです。ボレーの練習してました」
「マッハで球出し?」
「マッハではないんですけど」
「すごーい」


いやちょっと待ってくれ、マッハといえば音速です。秒速約340m、時速に換算すると約1200kmになり、これは拳銃弾とほぼ同じ速度です。
仮に球出しマシンをベースライン上に置き、ネット直上で打つとすれば、その距離は11.885m。空気抵抗などを無視すると約0.035秒で到達します。プロ野球の投手がボールを投げてから捕手が捕球するまでが約0.4秒ですから、人間の反応速度をはるかに上回る速度と言えましょう。

テニスのサーブ最速記録はサム・グロスの263.4km/hですから、人間の骨格と筋力で生み出せる速度はこれが限界でしょう。その約4倍以上である1200km/hに反応できれば、どんなボールでも確実にボレーできますね。練習としては非常に有効と言えましょう。

しかしこの練習をするにあたって、問題は1200km/hという速度でボールを打ち出す球出しマシンです。
空母に搭載されている90m蒸気式カタパルトでも、射出速度は255km/h。航空機と比べればテニスボールの重量はほぼ無視できるでしょうが、そこまでの速度が得られるとは思えません。
「電磁加速砲」とも呼ばれ、速度の物理的限界がないと言われるレールガンであれば実現できるでしょうか。あとはテニスボールとラケットとガットの強度、そして人間の耐久力が十分であれば可能かもしれません。


うん。マッハじゃなくてマックスだよね。知ってる。
「空想科学読本」的にボケてみたかったのさ。
kusokagaku