我がチームの頭脳担当、Dr.ゲコが先日の北海道インドアのスコアを記録してくれました。
使用したソフトはスマホアプリ「データテニス」http://datatennis.net/score-app/
記録したスコアを基にスタッツを集計・表示してくれる優れ物です。例として今回はダブルス準決勝、S崎さん・Y木沢さん戦のスタッツを見てみましょう。(Finalセットのスーパータイブレーク分は含みません)

【S崎・Y木沢 6-3、2-6、10-5 怪鳥・Y原】
20190209stats1
タブは1stセットになっていますが、2セットの合計データのようです。

感覚通り1stサーブの入りは良かったようで、デュースサイド80%、アドサイド79%の計79%。5回中4回も1stが入れば、サービスゲームは自分達のリズムで進められるでしょう。
対するS崎さん・Y木沢さんは55%、やや1stサーブには苦しんだようです。

しかし我々は1stサーブが入ったときに43回中25回、58%しかポイントできていません。サーブの球威は出ていたと思うのですが、あまりコースを散らしていなかったことが原因でしょうか。対するS崎さん・Y木沢さんの1stサーブが入ったときのポイント取得率は80%。サービスの球威とコースでしっかり優位を確立していたのでしょう。

逆に2ndサービスでのポイント取得率は我々63%、相手が45%。特に2ndセットでは相手の2ndサービスを強くリターンして有利に進めた感触があります。アドサイドY原さんは9回中3回の33%しか相手にポイントを許しておらず、定評通りのリターン力を示しました。
ただしこちらのサーブ、アドサイドY木沢さんのリターンに対しては40%であり、やはり私とY木沢さんのバックハンド打ち合いは不利と思われます。

相手の1stサーブに対するリターン成功率は我々52%、相手81%。これは単純にお互いのサービス力が表れたものでしょうか。感覚的にはアドサイドY原さんの方がリターンできていたと思っていたのですが、確率的にはほぼ変わりませんね。私の方は当り損ねリターンがとりあえずコートに入って、簡単にべちっと決められたのかもしれませんが・・・。

相手の2ndサーブに対するリターン成功率は81%-75%、お互いに悪くありません。5回中4回リターンが返ればブレイクのチャンスは十分あるでしょう。私も夏場のリターン不調からは抜けだしたようですね。

この画面には表示されていませんが、2ndセットまでの総ポイント数は51対48。2ブレイクずつを奪い合ったほぼ互角の勝負を表しています。これにスーパータイブレーク10-5を足すと61対53、やはり形勢が傾いていますね。



ふむ、これは面白い。
データを蓄積すればするほど有用な資料になり、これを基にして練習したり戦術を立てることができそうです。
まあ私が考えると「もっと速いサーブ打つ」とか「もっとフォアストロークぶち込む」とかになりそうなので、その辺も頭脳担当にお願いしましょうかね(・∀・;)