2018/6/17 網走会長杯ダブルス
4勝0敗 今季39勝26敗 通算575勝350敗

○6-4 1回戦
ユウキ君・M上さんペア。いきなり上位シード級と当たるとはついてない・・・が、体が温まった後半戦で当たるよりはましと考えた。
まだ硬さが残る第1ゲームでブレイクに成功したが、それはお互い様で第3ゲームまでオールブレイク。先に私のサービスゲームをキープして先行した。
アップの時からボールが軽く感じたので、自分の調子は良いと見た。初戦から足が動いているしラケットも振り切れている。特にリターンはフォア・バックともに確率が良く、リターンゲームで攻撃的なプレイができていたと思う。ペアのH澤君もリターンが良く、私とは違い強打一発で有利な状況を作り出す。
ユウキ君は相変わらず高い技術でドロップボレーやアングルボレーを決めてくるし、M上さんのサーブは球威もキレも十分以上。ただ初戦の硬さからか決定機でのミスが出たり、重要ポイントでダブルフォルトが出ていたような印象。
5-3からユウキ君のサービスゲームを攻め立てて何度かマッチポイントを握るも、連続でオンラインにボレーを決められるなど粘られて仕留め切れなかった。オンラインのボールをアウトとミスジャッジしてしまった(その後指摘されて訂正)ことを引きずっていたかもしれない。そもそもマッチポイントでミスジャッジなど有り得ない、よく見ずに弾道だけで判断してしまったことは今日一番の反省材料。
最終第10ゲームはH澤君のサーブが良く、前衛の仕事ができていなかった私も最後だけはしっかりプレッシャーをかけてリターンミスを誘った。

○7-5 2回戦
K野さん・Mさんペア。
ベテランらしくミスの少ないプレイが特徴だが、序盤は意外と球威で押し込まれた。K野さんのサーブはフラット系で重くリターンに苦労したし、Mさんは少々深いロブでも迷わずスマッシュを打ち切ってくる。
この試合でもリターンは良かったが、K野さんのサービスゲームではバックに集められて苦労した。中盤まで両手バックのクロスリターンを多用していたが、Mさんのポーチに捕まっていたのでロブリターンを選択。これでようやく互角に戦えるようになった。
ブレイク先行するが追いつかれ・・・を2回繰り返して迎えた5-5からの第11ゲーム、H澤君がリターンのコントロールに苦しみながらも強打を諦めず打ち込んでいって3回目のブレイク。接戦を制した。

○7-5 準決勝
ベテラン&若手のK市ペア。若手の方は多少粗いが球威で押してくるタイプ、ベテランの方は極めて高い技術で決定力もあり、鮮やかなプレイを連発されて拍手するしかなかった。
序盤から押されている感はあったが、球際の粘りでミスを誘い2-2、3-3と互角の勝負を演じているうちに相手ベテランの方に疲労が見えてくる。ダブルフォルト3回でゲームを落とすなど序盤のキレがなくなってきた。
私も前衛時の動きが悪くH澤君のサーブをブレイクされて追いつかれるが、ここもリターンゲームで積極的に攻め立てブレイク先行。最後私のサービスゲームはコントロール重視にしてリターナーを動かし、H澤君の連続ポーチで先行。技術で勝る相手に粘り勝った。

○7-5 決勝
Sちゃん・O石君ペア。我々と違って楽に勝ち上がってきたせいか、最初は少々体が冷えていたようだ。
O石君はサーブもストロークもぐりぐりのスピンで、フルスイングしてもコートに収めてくる。Sちゃんはリターンとストロークの名手で、特にストロークラリーで無類の強さを発揮する。
序盤、私の前衛時の動きは極めて悪く、H澤君がサーブで完全に崩してくれたのにポーチミス、スマッシュミスと連発。どうなる事かと思ったが、サービスエースでキープしてくれたので私のミスは帳消し。
その後徐々に動きは良くなってくるが、相手のリターンが強いため無理をしてダブルフォルトが出る、ラリーでも先にミスをしてしまうなどで差を広げられ、2ブレイクダウンの2-5。
でも5-2って一番逆転が起きるスコアだよね、リターンのタイミングは合ってるから強気に行こうぜ!と打ち合わせたところ、ここからH澤君の覚醒が始まった。
先程までイチかバチかだったリターンの確率が跳ね上がり、時折派手にロングアウトしていたストロークも適度なスピンがかかって球威も増した。第8ゲームSちゃんのサーブを捕らえてブレイク、第9ゲームはやや選択肢が弱気に傾いたO石君のリターンを狙ってポーチで危なげなくキープ。第10ゲームO石君のサービス、この試合初めてのダブルフォルトが出るなど流れがこちらに傾いて、気づけば5-5。
完全にH澤君がゾーンに入っていたので、私はひたすらチャンスメイクに徹した。サーブでは一歩でもリターナーを動かしたりタイミングを外せば仕留めてくれるし、ストロークも前衛に引っかからないようにラリーを続ければいい。マッチポイントも少々無理な体勢に見えたミドルボレーを、しかも手元でコースを変えて仕留めてくれた。Sちゃんには何度も何度もマッチポイントを跳ね返されていたけど、ようやく公式戦で初めて取れましたよ・・・。

今回は平均レベルが高かったのかドロー運が悪かったのか、すべて強敵難敵との対戦となり6-4、7-5、7-5、7-5と接戦ばかり。楽な試合は一つもありませんでした。
私の調子は総じて良かったのですが、前衛時の動きだけはダメダメでしたね。当然決めるべきボールを何度もスルーしてしまいました。H澤君の勢いに乗った決勝戦の終盤だけは良かったように思います。
ペアのH澤君はサーブとボレーはいつも通り、リターンとストロークはややスピンのかかりが悪く苦労していたようです。しかしそれでも弱気にならず打ち込んでいったことが最終盤の覚醒に繋がったのではないでしょうか。

今季はこれで団体戦優勝、シングルスベテランの部優勝、一般ダブルス優勝と3タイトル目です。
ちょっと調子良すぎじゃないですかね・・・。事故に遭わないよう気を付けますよ(;・∀・)